...余勢をもってすすんで敵の本拠を衝くことになった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...魑魅(ちみ)鼻を衝(つ)く際(さい)に……」「魑魅鼻を衝くとは何の事だい」「そんな事を云うじゃありませんか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...プーンと鼻を衝く煙硝(えんせう)の匂ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...抗愛山脈を衝くのだから...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...思はず太い溜息を衝くと同時に...
牧野信一 「明るく・暗く」
...此方が一息衝くと...
牧野信一 「歌へる日まで」
...がつくり首垂れて吐息を衝くと...
牧野信一 「早春のひところ」
...それに依つて唱歌者或ひは舞踏者は暫しの息を衝くとその書にあつたと思ふ...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...鼻を衝く鼻を衝く歯磨酒...
正岡容 「寄席」
...岩石屹立して古松千尋天を衝く...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかしわたくしはを衝くことが嫌だから申しますが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...女は嘘を衝く...
森鴎外 「雁」
...しかし君は故(ことさ)らに構えてを衝く人ではなかったらしい...
森鴎外 「二人の友」
...日本人は古来の習慣で特有な坐り方をするので膝を衝く事が西洋人より多く膝関節付近にある粘液嚢が随って彼等よりも多く且複雑しているであろうという予想の下に与えられた研究題目である...
森於菟 「屍体異変」
...……胸を衝くような急斜面になり...
山本周五郎 「新潮記」
...敢て私は意識的に理論的追求階級意志を衝くことは愼むつもりである...
吉川英治 「折々の記」
...人の心のうつろを衝く...
吉川英治 「折々の記」
...蜀境を衝くような事態でも起っては重大であると思うて...
吉川英治 「三国志」
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