...さっきから細かい活字の上に丹念(たんねん)な眼を曝(さら)していた...
芥川龍之介 「路上」
...海賊どもが鎖で絞殺されて日に曝された仕置場...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...なる程吹き曝しでは冬が凌がれまい...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...それとも死ぬまでも惑い悶(もだ)えて衰頽した躯(からだ)を荒野に曝(さら)すのが偉大であるか愚であるか...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...たまたま放課の童子門前に騒ぐ事あるも空庭は稀に老婢の衣を曝すに過ぎざれば鳥雀(ちょうじゃく)馴れて軒を去らず...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...残暑の日盛り蔵書を曝すのと...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...丁度曝書の時節になつてゐたので...
永井荷風 「来訪者」
...すっかり曝露(ばくろ)してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...白人の生命財産を危険に曝(さら)すからだ...
中島敦 「光と風と夢」
...約二時間程眼を頁の上に曝(さら)していた...
夏目漱石 「それから」
...衣裳ハ寒暑ヲ凌グ計リナレバ曝ス可キ程ノモノトテハ無シ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「土用干ノ記」
...闇の中のものは天日に曝して...
野村胡堂 「大江戸黄金狂」
...曝(さらさ)れきつた板は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼らの敵意という暴風雨に私は自らを曝してきた...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...恥(はづか)し氣も無く繰返す言葉を口にして自分の教養の無い事を正直に曝(さら)け出した...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...北極探険者アンドレエの骨が曝(さら)されている...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...正成の首も曝(さら)されたはずではある...
吉川英治 「私本太平記」
...樹の上に曝(さら)されているではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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