...文人乎、非文人乎、英雄乎、俗人乎、二葉亭は終にその全人格を他(ひと)にも自分にも明白に示さないで、あたかも彗星の如く不思議の光芒(こうぼう)を残しつつ倏忽(しゅっこつ)として去ってしまった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...今の私が北京の正陽門外の雑踏に対したと同じように夥(おびただ)しく非文化にうつったに相違ないのである...
田山花袋 「日本橋附近」
...徒らに余震におびえて戸外へ出て寝てゐたのを非文明だと言つて嗤つてゐるが...
徳田秋聲 「余震の一夜」
...科学が支配者の占有物だというこの一見非文化的な社会現象は...
戸坂潤 「科学論」
...だから一方から云えば甚だ強制がましく見えるこの非文化的な文化統制さえが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...之等のものは哲学とは無関係に単に文学的であるか単に非文学的であるかに過ぎぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...日本主義もそれが無知な非文化現象である間は問題が一目瞭然だが...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...――それに、何よりたまらないのは、これらすべてがいかにもみじめで、非文学的で、日常茶飯事じみていることだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...非文化的大阪人の頭からでないと生れない...
直木三十五 「大阪を歩く」
...例の東風(とうふう)から参堂の上是非文芸上の御高話を伺いたいから御在宿を願うと云う先(さ)き触(ぶ)れがあったので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...歴史の研究を志さない非文化人である...
蜷川新 「天皇」
...非文明な政府であった...
蜷川新 「天皇」
...前近代性や非文化性が一掃されたわけではないとしても...
火野葦平 「花と龍」
...そうすれば理屈の内でも低度の理屈は文学的としてこれを許し高度の理屈は非文学的としてこれを排斥する訳に相成申(あいなりもうし)候...
正岡子規 「あきまろに答ふ」
...これを以て彼(かの)非文学的の作に代へんこと...
正岡子規 「人々に答ふ」
...軟派では野合式が非文化組...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...昔は随分非文化式が多かったが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...中には非文化的なことをここまで来てもやるとはけしからぬと怒って自室へ引っ込むものも一二あったが...
横光利一 「旅愁」
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