...妹へ遣るのだと嘘吐いたな...
石川啄木 「葬列」
...あとへ引き返へせば彼女に遇へる『失禮ですがあなたは困つてゐるのではないのですか』と聞けばいゝ返事に依つて何でもしよう電車の片道切符を與へてもいゝ子供へ菓子か蜜柑位與へる金は五六錢ある金を與へるのが問題ではない共力する事が出來ればいゝ彼女の爲めに働いて遣る事が出來ればいゝあゝ友達と二人で歩いて居たらばきつと心を合はして如何うとか出來る電車が來た...
千家元麿 「自分は見た」
...また戻つて遣ることになつたとき...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...こちらが大朝日です」私は改めて出羽山脈の山山の方へ目を遣る...
外村繁 「澪標」
...是れ英雄懷を遣るの餘戯に過ぎざる可きをや之れを聞く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それを息張(いば)つて遣るどころではなく...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...直ぐ遣る...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...踊を浚(さら)つて遣るとの事とか...
森鴎外 「そめちがへ」
...又段々と成長する私を学校へ遣るために...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...年寄は子供に指さしをして見せて遣る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...そこで己は数百万の民に土地を開いて遣る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...わたしはこれから海水浴を遣るのです...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...そこで倫陀院長が気を利かしてタッタ一人居る助手の弓削(ゆげ)という医学士に命じてロスコー家の様子を見に遣ると...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...この家の財産(しんだい)を遣る口約束がしてあるだけの人間だよ...
夢野久作 「巡査辞職」
...キット添わせて遣る...
夢野久作 「少女地獄」
...コンナ誠意のない奴にあの親孝行無双の断髪令嬢を遣る訳には断然イカン...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...非常に参考になる……ウン遣るよ...
夢野久作 「爆弾太平記」
...どうしてやりましょうか」「元より給金など遣る約束で抱えたのではなし...
吉川英治 「新書太閤記」
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