...そうでないとその弾は相手の頭の脇から再びはみ出てしまうかもしれない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「昨日ひょっとそんな話を脇から聞きましたので...
橘外男 「逗子物語」
...婢(じょちゅう)が客を玄関脇から伴(つ)れて来たところであった...
田中貢太郎 「春心」
...尾花が長く穗を抽いて道の兩脇から夕暮の中に微白く搖いでゐる...
近松秋江 「箱根の山々」
...脇から拳銃を取り出す...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...自分の前に脇から一人くらい割り込んで来ても...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...三日は呆気にとられて脇から眺めていたが...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...疲れて休んでゐるのかと脇からは見えるだけで...
牧野信一 「沼辺より」
...とっさにこの字がこう書けるなんざあ」脇から覗き込むようにしてしきりに感心していた今松は...
正岡容 「寄席」
...遠くからまた片脇から...
柳田国男 「故郷七十年」
...井戸の脇からもっと歌えなどとわめいている...
柳田国男 「雪国の春」
...なんちゅうこんだ」石地蔵の脇からこっちへ来る五人の娘たちが見えた...
山本周五郎 「似而非物語」
...藪(やぶ)の脇から堰(せき)に沿った道へと曲っていった...
山本周五郎 「菊千代抄」
...女の脇から板の間へあがった...
山本周五郎 「季節のない街」
...脇から手を伸ばしてしのの髪をそっと押えたりした...
山本周五郎 「はたし状」
...」汗がひいたためか柱廊の大理石の冷たさがひやりと両脇から流れて来た...
横光利一 「旅愁」
...お十夜と天堂一角は、抜刀(ぬきみ)を背後(うしろ)へ廻して膝歩きに、ソッと、穴の両脇から、息を殺して暗い奥を覗(のぞ)きこむ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...右の小脇から背へ隠すように深く...
吉川英治 「宮本武蔵」
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