...これ亦(ま)た聡明を欠いてゐるといはなければならぬ...
芥川龍之介 「恋愛と夫婦愛とを混同しては不可ぬ」
...聡明にして上品な人は屡仮象に満足する...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...勿論(もちろん)、聡明なる人、今日の政府などに於ては、必ずもっともなりと言うのであるが、州の組織がどうしても許さぬ...
大隈重信 「平和事業の将来」
...「卿よ、私はある聡明な、あるあなたのお身かたでない男から、次のような事実を、これはほんとうの話だといって聞かされました...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...「あの聡明極まる男のことを...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そしてたとい欺き得るということは聡明あるいは力のある証拠と見え得るにしても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...また人間の意志は少くともある点までは聡明で自由な力であって...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...ときにはかなりに聡明な人にさえも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何(ど)の子も、よく肥った、聡明な眼をして、笑ったり、叫んだり、もがいたりしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...淑徳聡明をもって有名なこの夫人に負うところが多かったということである...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...兄さんは聡明な点においてよくこの香厳(きょうげん)という坊さんに似ています...
夏目漱石 「行人」
...そして聡明らしさから来る抜群の魅力と...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...恐ろしい生活を続けて行くのです」それは吉井明子(よしいあきこ)夫人の美しさと聡明さに吸い寄せられた...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...聡明なる土田氏は...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...われわれ詩人が聡明でも尊厳でもあり得ないということが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...あらゆる聡明よりも...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「悩みのひととき」
...寛厚にして利に聡(さと)き地主を造るに在り...
山路愛山 「明治文学史」
...聡明な意思の処理を見てから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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