...豫め彼自身の燃ゆるが如き心臟によつて端的に擯斥されたものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...如何(いか)に彼等の愛の作用(相奪う状)が端的に現われているかを...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...この一例は芸術の範疇によつて国際性に径庭のある事実を端的に物語つているが...
伊丹万作 「映画と民族性」
...端的に綱様の物である事...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...それと同時に最も端的には文学の形式によって云い表わされる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...何故もっと端的にその事情を打ち明けてくれなかったのか...
中里介山 「生前身後の事」
...端的に鮮明に解るのでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...それには畢竟三十八年幾月かの生涯を最も端的に語るべきと考へるのであるが...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...実にその気持端的にわかる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかしまた短歌の場合ほど端的に...
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」
...端的に神の来格を推測していた...
柳田国男 「海上の道」
...この憲法における國會の地位を端的に示してゐるものであり...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...平和を愛する翁の真情を端的に首肯したであろう...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...何国(いずこ)の大将でも、治民には心を傾けておりますゆえ、領民が国主に服従し、国主を崇(あが)めておることは一様でありますなれど……尾張ではそこがちと違うように感じられました」「どう違う」鵜殿甚七(うどのじんしち)は、ちょっと、考えていたが、端的にそれを、云い現わせないように、「かくべつ、どうと申して、変った治策も見えませんが、とにかく領民が、信長を中心に、明日を憂いておりません...
吉川英治 「新書太閤記」
...こういう一世の人物や勇将を端的に土俵へあげて闘わせて観る愉快さには...
吉川英治 「新書太閤記」
...滝川左近将監(しょうげん)一益という自分らの主人と秀吉とを端的に比較しても...
吉川英治 「新書太閤記」
...前回の“木曾殿稼(かせ)ぎ”で端的にいったように...
吉川英治 「随筆 新平家」
...極めて端的にいう...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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