...忽ち買入鮒以前の景気に直り...
石井研堂 「元日の釣」
...まだ直りきらんとです」十年以上前のことを...
梅崎春生 「幻化」
...お前さんは赤帽の親分だから、知ってるかも知れないが、毎日三時の汽車で一人ずつやって来て、いつも同じ男に出迎えられて行く女のお客さん達があるようだが、知ってるかい?」「ええ、知ってます」「どうだい、何かおかしなところがあるとは思わないかね?」そこで伝さんは弁当を置くと、口の中のものをゴクゴク呑み込んで、やおら向き直り、「大有りですとも...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...『勾配は九段坂よりも緩やかなり、路程は僅々十數町、先づざつと、九段坂を五倍したるものと見れば可ならむ』と云ひしに、半信半疑の樣子にて、『ともかくも山の麓までおつきあひ申さむ』と云ふ、はゝあ、解(よ)めたり/\、檜葉菩薩の賢明、三馬鹿の陰謀をそれと見拔き、釣られたる風をして、そつと三馬鹿を出し拔き、麓にて待ち合はす相手にとて、六一菩薩を招きたるよな、その手は喰はぬと、裸男開き直り、『六一菩薩は御老體也...
大町桂月 「夜の高尾山」
...一とき前の悲惨な過去を水に流すとすれば――もう一度仲直りをし...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...あるいは起き直り...
太宰治 「創作余談」
...人に會はずの三日間で頭の疲れが直り...
寺田寅彦 「伊香保」
...此れでやツとホームシツクが直りました...
永井荷風 「一月一日」
...道庵先生の方に向き直り...
中里介山 「大菩薩峠」
...急に白けきった面(かお)をして開き直り...
中里介山 「大菩薩峠」
...到底(とうてい)直りっこない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...拙者が怪しいとでも言うのか」川上源左衛門は少し開き直りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...蓉子が目をさましたので俄然(がぜん)居直りと変じ出刃庖丁をもって同人を脅迫したところ...
浜尾四郎 「黄昏の告白」
...仲直りの日取り通知状である...
火野葦平 「花と龍」
...喧嘩の仲直りが、家(うち)であるの」「誰と誰との喧嘩?」「玉井金五郎親分と、江崎満吉親分...
火野葦平 「花と龍」
...仲直りさせる会を僕が開いた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...魚は立ち直り、水面から出した大きな尾を揺らして、またゆっくりと遠ざかっていく...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...船長がハロルドに向き直り言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
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