...大きい花瓶が載せてあつた樣に憶(おぼ)えてゐる...
石川啄木 「二筋の血」
...前が石燈籠と釣瓶(つるべ)井戸などのある広いお庭...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...花瓶の謎は立所(たちどころ)に解決する...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...花のない花瓶(かびん)が置いてあるのが...
高見順 「いやな感じ」
...そして釣瓶の水が井戸の中で撥ね散る音に耳を澄まして...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...若き給仕は芳醇を溢るゝまでに瓶滿たし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...大田梧郎がビール瓶と小皿物を出した...
豊島与志雄 「波多野邸」
...真白な布巾の下に薬瓶が並んでいた...
豊島与志雄 「二つの途」
...釣瓶は井戸の中へ落ちました...
中里介山 「大菩薩峠」
...周圍(しうゐ)の臺地(だいち)からは土瓶(どびん)の蓋(ふた)をとつて釣瓶(つるべ)をごつと傾(かたむ)けたやうに雨水(あまみづ)が一杯(ぱい)に田(た)に聚(あつま)つて稻(いね)の穗首(ほくび)が少(すこ)し浸(ひた)つた...
長塚節 「土」
...火鉢の上の鉄瓶をさらって二階に駆け昇り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鉄瓶(てつびん)を持って...
火野葦平 「花と龍」
...たしか下の食器棚に瓶があったな」「いつも下にある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...たいが剪つて来た桃の枝を瓶に生けて...
牧野信一 「サクラの花びら」
...そのお醤油を外の壜へ入れて鉄瓶の中へ入れて下さい」と新しき醤油を湯煎にして抜き出し見るに更に何の凝結も見えず...
村井弦斎 「食道楽」
...東洋産の花瓶(はながめ)に知らぬ草木鳥獣など染めつけたるを...
森鴎外 「文づかひ」
...瓶は二つとも空っぽじゃ...
吉川英治 「三国志」
...そして小銭と酒瓶とを持たせられて...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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