...あたゝかい晩には火の番の拍子木の音があまり聞えないから妙だ...
石川欣一 「山を思う」
...火の番小屋と相角(あいかど)の...
泉鏡花 「婦系図」
...通りかかった火の番小屋の中から...
海野十三 「人造人間事件」
...火の番の、常爺(つねじい)が、両方の耳で、たしかに、そいつを聴いたよッて、蒼(あお)い顔をして、此(こ)のおいらに話したんだ...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...丁度私の宿の近くで雨の夜ごとに僧形の見知らぬものが火の番とすれ違つたさうです...
江南文三 「佐渡が島から」
......
種田山頭火 「其中日記」
...・霜にはつきり靴形つけてゆく小春日の畦をつたうてやつてきた・冬夜の瞳ぱつちりうごく火の番と火の番とぬくい晩である・あたたかなればよもぎつむ一月廿四日さむい...
種田山頭火 「其中日記」
...・はれてひつそりとしてみのむし・火鉢ひとつのあたゝかさで足る・なむからたんのう御仏の餅をいたゞく・ふくらうはふくらうでわたしはわたしでねむれない・汽車のひゞきも夜あけらしい楢の葉の鳴る・火の番そこから遠ざかるふくらう二月十四日今日は旧のお正月です...
種田山頭火 「其中日記」
...くしやみがやたらにでる・雪がふるふる鉄をうつうつ・火の番そこからひきかへせば恋猫・更けて竹の葉の鳴るを...
種田山頭火 「其中日記」
...時候(しゅん)外れの火の番を置き...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それが丁度子刻(こゝのつ)(十二時)――火の番の二度目の拍子木(ひやうしぎ)が鳴つて通ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...隣りの部屋へ床を敷いて上げてお勝手へ來たとき戌刻半(いつゝはん)(九時)の火の番の拍子木(ひようしぎ)が鳴つてゐたやうで――」「お前はそれからどうした」「妙に淋しかつたんで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――酉刻半(むつはん)(七時)の火の番の拍子木が通つたすぐ後だつたと思ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も酉刻半の火の番の拍子木の通るのを聞くと一緒に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...火の番の拍子木が通つて間もなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――酉刻半(むつはん)(七時)の火の番の拍子木(ひょうしぎ)が通ったすぐ後だったと思います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...火の番の拍子木が通って間もなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ここでも火の番の役は犬がする...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
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