...かうした空気の中にぢつと浸つていつまでかうした気持ちでゐたい...
伊藤野枝 「日記より」
...蠅取(はえと)り紙(がみ)にかかった蠅の気持ちはこんなものかという気がする...
寺田寅彦 「柿の種」
...青白い刃が垂直に平行して密生した芝の針葉の影に動くたびにザックザックと気持ちのいい音と手ごたえがした...
寺田寅彦 「芝刈り」
...私は気持ちがはっきりしてきた...
豊島与志雄 「或る夜の武田麟太郎」
...私の気持ち、彼女に話したって到底理解されまい...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...何とも云えない嫌な気持ちになった...
豊島与志雄 「子を奪う」
...それに逆らう気持ちで...
豊島与志雄 「復讐」
...あたくしだつて今頃こんなところで……」女の言葉をそのまま信ずる気持ちにはなれなかつたが...
中村地平 「悪夢」
...あまりいゝ気持ちではなかつた...
林芙美子 「浮雲」
...行くところまで行つて死んでしまつてもいゝと云つた風な気持ちになるのであつた...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...「とても気持ちが悪うございますので下を向いておりました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...だれも皆平静な気持ちでいる者はないのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自然老人めいた気持ちになるようになったのですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その仕事を打負かしてやりたい気持ちにさせられる...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...自宅が見えなくなったころのびのびと新春の気持ちになった...
横光利一 「欧洲紀行」
...いつもながら矢代を愉しくのどかな気持ちにした...
横光利一 「旅愁」
...一大事が起っているのに何か間の抜けた気持ちで...
横光利一 「旅愁」
...もうここから動きたくはないと思った気持ちの中には...
横光利一 「旅愁」
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