...前に自ら女子を欺きたるその応報の覿面(てきめん)に示現したのに外ならぬ...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...窮余の策として婆さんを欺き...
太宰治 「お伽草紙」
...その欺きかたが、浅墓(あさはか)な、ほとんど暴力的なものだったので、私は、そのとき実に、言いよう無く不愉快であった...
太宰治 「善蔵を思う」
...――一體此の欺き方が色々で...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...私のうちにはもちろん私を欺きまたは誤謬に誘うものは何も存しないが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...アカイア中の卑怯者とわれを欺き戰へる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 135はじめ我身を欺きしアテーを忘れ得ざりけり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 575「アーンチロコスを虚言もて王メネラオス欺きて...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自分を欺きながらも『高潔の影』を保つことができるからね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...再び野に下るの日は之れを率ゐて以て其の敵とするものと戰ふの力あり伊藤内閣にして彼れを欺き自由黨を欺くの事實明白となることあらば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...實は互ひに欺き合ひ詐り合ふて政治上のポン引を働かむとしたるに過ぎず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...昨日まで勝たざる「勝利」のためにわれ/\を欺き...
永井壮吉 「冬日の窓」
...此の村の或る男が財宝(ウドウド)と芋田と女とを友人に欺きとられた時...
中島敦 「南島譚」
...満雅計りて白米を馬に掛けて沢山な水で洗うと見せ敵を欺き果(おお)せた...
南方熊楠 「十二支考」
...其の己を欺きたる事に就きて何事をも言はざる也...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...これにも欺き終おせて無事に還ってきたという童話式のもののほかに...
柳田国男 「山の人生」
...鼻の表現に依って人を欺き得たもの――即ち全然虚偽の表現を徹頭徹尾真実の表現と見せかけて他人を心から感動せしめ得るものこそ真の悪魔でなければならぬという見方から...
夢野久作 「鼻の表現」
...そして君から教えられた通りに彼女の夫を欺き...
渡辺温 「絵姿」
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