...彼の如き利己的なる乱倫なる自儘(じじん)主義を排する...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...亞細亞中心説を排す...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...ある朝「バイカル!」の声にあわてて窓かけを排すると...
谷譲次 「踊る地平線」
...――これこそ押売を排する押売だらう!六月七日曇...
種田山頭火 「行乞記」
...主任司祭中田神父様の高遠な理想、実践的な計画、万難を排する熱、純粋な信仰の扶殖、灰の中に信者とともに泣く愛を教会活動の源泉となし、浦上大工左官組合の犠牲的作業、聖マルタ会、青年会、聖母の姉妹会の連日の勤労奉仕と祈祷、そのほか一般信者の霊的、物的財的奉仕、これをまとめる宿老教え方と努力などを教会復興の一点に向けて昼夜兼行つとめたこともたしかに大いなる力であります...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...按排する力も無く...
中島敦 「かめれおん日記」
...習慣を単なる経験から生ずるもののように考える機械的な見方を排することが必要である...
三木清 「人生論ノート」
...アリストテレスは矛盾律の定式において、それ自身としてそれ自身において限定され、両義性を排する、物における不可分の点に達しようとしたのであって、物におけるかような不可分の点とは物におけるイデア的なもの、形相にほかならぬ...
三木清 「哲学入門」
...そのときには相排する二つの思想は實質的には同一のものを意味してゐるのであるから...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...マルクスは理論を排するのでなくて...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...且啻(たゞ)に兎園稗史(とゑんはいし)を排すべしとなすのみでは無い...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...わたくしは此に榛軒の蘭方を排する論を一顧しようとおもふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...暴君を排する自由をたたえつつ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...モンテーニュはここで哲学上宗教上の独断論を排するためにしばらくピュロン説をとるけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...仏老(ぶつらう)を崇(あが)めて仏老を排す...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...もとより僕は画家が想念の表現に努めることを排するのではないが...
和辻哲郎 「院展遠望」
...使徒パウロは偶像を排するに火のごとき熱心をもってした...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
...彼は虚偽を排する主義を奉じているが...
和辻哲郎 「転向」
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