...十二階へ昇りまして...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...昇りて天位に即(つ)きたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ちょうど蠑螺の穀(から)のようにぐるぐると廻って昇り降りが出来るような仕掛けに出来ており...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...兎(と)も角(かく)も従三位(じゅさんみ)大納言の地位にまで昇り得たのは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...あの見事な推理力が直感の高みまで昇りつめ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...月の昇りかけてゐるのを見る夕方である...
永井荷風 「町中の月」
...靜かに階子(はしご)段を踏んで二階へ昇りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眼鼻立の整った、利発らしい少年ですが、病後のせいか蒼白く痩せて、瞳の中に、不屈の負けじ魂の燃えると見たのは、今昇りかけた、十六夜の月が映ったせいだったのかもわかりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...金五郎の昇り龍が...
火野葦平 「花と龍」
...わが人気今やたけなは――然しまだ昇りつめた感じではない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...しんとした廣間をよぎつて、暗い階段を昇り、人氣のない自分の小さな室に行き、次には靜かなフェアファックス夫人に會つて、長い冬の夜を彼女と一緒に、しかも彼女とのみ過すといふことは、歩くことによつて起された微(かす)かながらの刺※をまつたく壓(お)しつけてしまふことであつた――私の才能に、單調な目に見えない生活の械(かせ)をはめることであつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...縫工その樹に昇り上から石を落すと鬼ども起きて互いに相棒の奴の悪戯(いたずら)と早合点し相罵り同士討ちして死におわる...
南方熊楠 「十二支考」
...地竜海竜と戦い敗死し天に昇りて火と現ずるが虹なりと信ず(スキートおよびブラグデン『巫来半島異教民族篇(ペーガン・レーセス・オヴ・ゼ・マレー・ペニンシュラ)』二)...
南方熊楠 「十二支考」
...右奥に階段の昇り口...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...○フェーゼル氏の検乳器即ちラクトスコープにて牛乳を検査するには先ず細き硝子管を牛乳中へ入れ数字の四と印したる処まで牛乳が昇りたらば四立方センチメートルと心得て管の上端の孔を押えながら抜き出し検査器へその牛乳を注ぐべし...
村井弦斎 「食道楽」
...いま雲をひき裂いて日が昇り...
山本周五郎 「菊屋敷」
...太陽はますます高く昇り...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...昇り切ろうとする心のあの強烈な緊張はもう見られない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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