...取って抑える事が出来ましょう...
芥川龍之介 「妖婆」
...勞働に妨げられて内から湧く問題を抑へつけるから自分が果敢なくなる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...正造は憤懣を抑えた切々の語勢で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...信仰を生の否定謙抑(けんよく)よりも高次の生として崇める方に傾くのは自然である...
田辺元 「メメント モリ」
...抑へきれない優越感を覚えたのであつた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...国民に対する天皇の権力を強くし政治上における国民のはたらきをできるだけ抑制することが...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...「ハクショ!」音が高い――自分の口をあわてて自分の左の手で抑えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...後まで抑えがきかんですからなあ...
中島敦 「南島譚」
...蔓(つる)のある煤(すゝ)けた鐵瓶(てつびん)が自在鍵(じざいかぎ)から低(ひく)く垂(た)れて焔(ほのほ)を臀(しり)で抑(おさ)へた...
長塚節 「土」
...揃(そろ)った指が針箱の角を抑(おさ)えるように...
夏目漱石 「虞美人草」
...これが自分の言文一致を書き始めた抑(そもそも)である...
水野葉舟 「言文一致」
...その兇勢を抑制するの功はありなん...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...お蝶は蒲団(ふとん)の中で父の革巾着(かわぎんちゃく)を胸のところに抑えていました...
吉川英治 「江戸三国志」
...すると、その大葬を機として、呉の抑えとして、南の境にいた司馬懿(しばい)仲達が取るものも取りあえず都へ上(のぼ)って来た...
吉川英治 「三国志」
...ここにも後醍醐のおむねが内々降(くだ)って彼らの妄動をかたく抑えたものだろうか...
吉川英治 「私本太平記」
...不覚と思いながらも抑えきれずに...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼の強い情熱をより強い智慧の光がねじふせるように抑止(よくし)した...
吉川英治 「親鸞」
...クスリと口を抑えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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