...この本には、日本文学の妙味がたっぷりと詰まっている...
...料理の妙味は、新鮮な食材と素材への愛情から生まれる...
...旅行の醍醐味は、その土地特有の妙味を感じることだ...
...彼女の歌唱力の妙味は、その独自のフレーズや表現にあった...
...この菓子の妙味は、口に入れた瞬間に広がる濃厚な味わいだ...
...物象の内面外面を現わす妙味は...
上村松園 「日本画と線」
...口を極めて原作と訳文との妙味を嘖々(さくさく)激称したは石橋忍月(いしばしにんげつ)であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それに虫喰ひ算の妙味が分らないと思ふ...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...人生も社会も「割りきれぬ」ところにかえって妙味があるのかも知れません...
高神覚昇 「般若心経講義」
...かえってまたいうにいわれぬ妙味があるのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...これは肉合いの妙味によって翅の意味を解釈し...
高村光太郎 「蝉の美と造型」
...版画のあの落ちついた好もしい色彩の美は結局板木とバレンとの工作によって自然に出る色彩の綜合的妙味であって...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...俳句の妙味などてんでわからない...
太宰治 「パンドラの匣」
...臭みもあるかもしれないがやはりこの人らしい妙味はあるであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...そこでは却って類型という範疇の活用の妙味は甚だ稀薄だと云っていい...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...余りに妙味ある樹に咲くが故に...
豊島与志雄 「梅花の気品」
...その色彩また甚しく濃厚ならざるが故に吾人が常に一般の浮世絵に対して要求するが如き色調の妙味を覚えしむ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...今ではそういう写実風の妙味は次第に失われて...
永井荷風 「裸体談義」
...なんともいえないたくまざるの妙味がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...すべて昔の日本の技芸は各人が真剣になつて最善をつくすところに妙味があつた...
野上豊一郎 「演出」
...扇子一本の素ばなしとは思われない妙味がそこにある...
山本笑月 「明治世相百話」
...人生の快事と妙味はどこにあるかと問ふならば...
吉川英治 「折々の記」
...――それは、自分を偉く見せようとか、得意気に調子づくとかいう、誰にもあり勝ちな飾り気の全く見えない――余りにも正直すぎるくらいな藤吉郎の淡々たる舌の音に、妙味というか、呆れたというか、とにかく信長の心でもちょっと推(お)し量(はか)り切れないものが、信長の顔を包んでしまったように見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
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