...その浴室は、公衆電話函(こうしゅうでんわばこ)を二つ並べたようになっていて、入口に近い仕切(しきり)の中で衣類を脱ぎ、その奥に入ると、白いタイルで張りつめた洗い場になっていて、栓(せん)をひねると天井からシャーッと温湯(おんとう)が滝(たき)のように降ってくるのであった...
海野十三 「恐怖の口笛」
...静かでいい気持じゃないの」そういってジュリアは奥に入ると...
海野十三 「恐怖の口笛」
...奥に入ると、髪床にあるような大きな鏡が壁を蔽(おお)っていたり、変に印象的な赤い絨毯があったり、それから椅子セットの単純な色合といい、配置といい、また花についてでもそれを云うことが出来る...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...』と奥に入るべく...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...のべる(叙景の叙であり、抒情の抒である、のべることがゑがくこととなる)、境地、風格、一家を成す、堂奥に入る...
種田山頭火 「行乞記」
...」とお作は帽子やインバネスを脱がせて、先へ奥に入ると、「阿母(おっか)さん、宅(うち)でいらっしゃいましたよ...
徳田秋声 「新世帯」
...「まだ、なんか、用でも……?」「ちょっと、待って」マンは、奥に入ると、桐箪笥を探って、巾着(きんちゃく)を取りだした...
火野葦平 「花と龍」
...橘を引き立てて奥に入る...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...一同進み寄って乗り物を担ぎ上げ、奥に入る...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...蝶々さん「もう一度いって御覧(お鈴は子供を連れて奥に入る)行け(五郎は逃げてゆく...
三浦環 「お蝶夫人」
...鴫蔵(しぎぞう)竹助の妓夫(ぎふ)が東栄を引き立てて暖簾(のれん)の奥に入る...
森鴎外 「細木香以」
...妓夫に案内せられて奥に入る...
森鴎外 「細木香以」
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