...少し大袈裟に言つたら十二頭の駱駝(らくだ)の背に積み分けてもいゝ程嵩高(かさだか)な書物で...
薄田泣菫 「茶話」
...分けてもあの、木製の朝顔に青々とした杉の葉を詰めたのは、眼に快いばかりでなく些の音響をも立てない点で理想的と云うべきである...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...分けても陶晴賢(すえはるかた)がめくら法師を間者として毛利元就(もとなり)の行動を知ろうとした話は...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...分けても娘が関白の御前へ祗候(しこう)するために常よりは濃い化粧をして身じまいをとゝのえる時...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...分けても今日は個人の邸宅に招待されて行くのであるから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...分けても平素から痩せている雪子の細り方は著しかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...分けても奥畑の本家の人々や婆やなどは...
谷崎潤一郎 「細雪」
...分けてもリヽーちやんが一番なつかしい...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...分けてもリヽーちやんが一番なつかしい...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...お増から身のまわりの物などを一ト通り分けてもらって...
徳田秋声 「爛」
...分けても封建的伝統の強い地方で思索の端緒を始めたという事実から想像して見ても(但しこの想像はあまり当っていないようであるが)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...眼をあげて見分けてもらった方がいいじゃありませんか」「ところがね...
中里介山 「大菩薩峠」
...相当の財産を分けてもらってお置きなさい...
夏目漱石 「こころ」
...卵十個分けてもらえないかと交渉した...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...里の小犬が飢渇(きかつ)の哀れは我が一飯を分けてもの心...
一葉 「暗夜」
...特別(とくべつ)にそういう人をたのんで花を見分けてもらわなければならなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...私にも半分位分けても好いでしょう...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...坂東平野の草の根を分けてもと...
吉川英治 「平の将門」
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