...去月の二十八日――(それから今日までにもう十日を經た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...○これは『創作』といふ短歌專門の雜誌で去月十六日誌友小集を開いた時の記事の一節で同誌八月號に載つてゐるものである...
石川啄木 「女郎買の歌」
...大杉榮等に對し去月下旬東京地方裁判所小原檢事は同監獄に出張取調ぶる所ありしが...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...正造は去月二十六日に試みた質問に対する政府の答弁をうながした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「去月来、東京諸新聞雑誌社等その他奔走せしにその結果は誠に上々...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...加ふるに去月十日より風邪(かぜ)の気味にて三週間ばかりぶらぶらし...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...去月二十七日京都の御所に於いて...
太宰治 「右大臣実朝」
...去月一日、すなわち病人が第二回目の発作を起して斃(たお)れた日の前日をもって私の日記は終っており、それ以後今日まで三十八日間というもの、私はあとを書き継ぐことを中止していた...
谷崎潤一郎 「鍵」
...あれより予定の通り阿波(あわ)の鳴門徳島を経て去月二十五日帰洛(きらく)...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...去月(きょげつ)二十八日より不着(ふちゃく)の新聞今日一度に来る...
田山花袋 「田舎教師」
...安南王の御迎春東京御滞在中の皇帝の御動静去月廿二日以来...
久生十蘭 「魔都」
...母なるものは弱き哉思はず嬉し涙に咽び入り候 去月御身出京の節御身が私に云ひ残せし言葉は此の度こそは初めて詐りでなかりしこと相解り候 その節私が与へたる男子一と度郷関を出づ云々の古語を此上にも体得せられ度候...
牧野信一 「蝉」
...去月ガイレンヒーゼン市に現れ...
牧野信一 「痴酔記」
...大当り/\去月末の計画で近く発表の死んだ『気どりや全集』や旧版丸抜の『思想善導全集』などという愚なものは『中途ヘコタレ全集』の仲間入りをしないにしても...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...去月十三日以来、しず心なかったから、こうして机に向うのもうれしい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...去月「日昇亭の女 ふじ」が山形県まで愛人であった同家のコックを訪ねて...
山本周五郎 「青べか日記」
...十名からの宿将たちが、のこらずそれへ着席したのを見てから、謙信はにこやかに、「山中暦日無しというが、去月十四日、春日山の城を立ってから今日(こんにち)でちょうど二十五日目、月もこえて、九月九日...
吉川英治 「上杉謙信」
...去月十九日にそれが成ってからちょうど半月目である...
吉川英治 「新書太閤記」
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