「劫」の意味
仏教で極めて長い時間
「劫」の例文(場面別)
- 仏教劫という時間の単位は、宇宙の生成と滅亡を表すほど極めて長い期間を指します。
- 文学・比喩表現彼の沈黙は劫のように長く感じられた。
- 歴史・地質学地層の形成には劫とも言えるほどの歳月がかかっている。
小説での「劫」の使い方
...貞世はきっと永劫(えいごう)自分を命(いのち)の敵(かたき)と怨(うら)むに違いない...
有島武郎 「或る女」
...劫(ごふ)の「心(こゝろ)」の捧げたる願文(ぐわんもん)にこそ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...それも億劫(おくくふ)だ...
薄田泣菫 「茶話」
...市民は外へ出るのが億劫でならなかつた...
薄田泣菫 「茶話」
...『どうじゃ一銭』を云うさえ億劫だし...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...しかし劫奪(ごうだつ)は執拗(しつよう)であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...何ぞ図(はか)らんこの会飲永劫(えいごう)の別宴とならんとは...
永井荷風 「書かでもの記」
...英雄も弱者となり――数千劫(すせんごう)の功徳を積んだ聖僧でさえも...
中里介山 「大菩薩峠」
...超過大地微塵劫(ちょうかだいちみじんごう)...
中里介山 「法然行伝」
...そこに時劫がすぎ去つて行く...
萩原朔太郎 「宿命」
...劫初の靜寂を思はせるのである...
萩原朔太郎 「宿命」
...永劫の時間に渡つて...
萩原朔太郎 「宿命」
...億劫がらず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...折口君の方では億劫がってなかなか寄りついてくれなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...むしろ劫罰(ごうばつ)のように感じられるものだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...今から帰るのは億劫な様子で暫く躊躇のままだったが...
横光利一 「旅愁」
...此の文庫の中を開けさへすれば永劫変らぬ二人の若々しい本体は何時(いつ)でも見られるものだと極(き)めて...
與謝野寛 「執達吏」
...また永劫にわたって発心修証するのも...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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