...彼方(あなた)の山を佶(きっ)と睨(にら)めつ...
巌谷小波 「こがね丸」
...)佶和東來し、同列、十七人興慶宮に於て功徳を修し天額を賜ふ、肅宗、代宗或は景寺を増建し、或は天香を供し、又は御饌を賜ふて景風を宣揚す...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...調子が佶屈(きっくつ)で言葉が難かしくって...
高浜虚子 「俳句への道」
...あれが、津軽人の反骨となり、剛情となり、佶屈となり、さうして悲しい孤独の宿命を形成するといふ事になつたのかも知れない...
太宰治 「津軽」
...大いに世の佶屈(きっくつ)難句なる者と科を異にし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...一つはその佶屈(きっくつ)な表現のためでもあろうが...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...さればその画風の夙(っと)に北斎に倣ふ処ありて一種佶屈(きっくつ)なる筆法を用ひしもまた怪しむに足らず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...この崖と坂との佶倔(きっくつ)なる風景を以て...
永井荷風 「日和下駄」
...そのお政の半面(よこがお)を文三は畏(こわ)らしい顔をして佶(きっ)と睨付(ねめつ)け...
二葉亭四迷 「浮雲」
...眞淵が萬葉にも善き調あり惡き調ありといふことをいたく氣にして繰り返し申し候は世人が萬葉中の佶屈(きつくつ)なる歌を取りて「これだから萬葉はだめだ」などゝ攻撃するを恐れたるかと相見え申候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...佶屈(きっくつ)なる句は貴からず...
正岡子規 「俳諧大要」
...いたずらに佶屈の句を作り...
正岡子規 「俳人蕪村」
...この間に立ちて形式の簡単なる俳句はかへつて和歌よりも複雑なる意匠を現さんとして漢語を借り来り佶屈なる直訳的句法をさへ用ゐたりしも...
正岡子規 「俳人蕪村」
...いたづらに佶屈の句を作り...
正岡子規 「俳人蕪村」
...瀬田の中間(ちゆうげん)浅佶(あさきち)...
森鴎外 「大塩平八郎」
...暁湖の後(のち)を襲(つ)いだのは養子元佶(げんきつ)で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...同(おなじく)元佶(げんきつ)...
森鴎外 「渋江抽斎」
...佶倔(きつくつ)たる石南樹の躰(たい)を遮(さへぎ)るあり...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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