...長い間不遇の境地に鬪つて來た人といふ趣きが何處かにあつた...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...たとえ不遇のうちに歿したとしても...
石原純 「グレゴール・メンデル」
...一七一二年に不遇のうちに亡くなったのでした...
石原純 「ジェームズ・ワット」
...五年前に不遇の中に易簀(えきさく)してしまったが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...揃(そろ)いも揃って気骨(きこつ)稜々(りょうりょう)たる不遇の高材逸足の集合であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...はなはだ不遇のように見える...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...世に容(い)れられない不遇の詩人のやうに徒(いたづ)らに苛々(いら/\)した...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...物質の概念は久しく不遇の位置に置かれていた*...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...いま不遇の地位にいるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし不遇の角行燈子が...
中里介山 「大菩薩峠」
...独創の気というものは不遇の茨(いばら)の中から開けるものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...幼時から不遇の地位にあって人の心の裏ばかりを覗いて来たせいか...
中島敦 「盈虚」
...深く深く不遇の淵底(えんてい)に沈み...
福田英子 「妾の半生涯」
...こうした不平不遇の青年落語家の高座を牛込亭に聴いたのはその年の晩秋の一夜だった...
正岡容 「わが寄席青春録」
...吁(ああ)この不遇の人、不遇の歌...
正岡子規 「曙覧の歌」
...奈良原到も次第に不遇の地位に墜ちて来た...
夢野久作 「近世快人伝」
...不遇の地におわれて...
吉川英治 「三国志」
...不遇の底にある地方の一守護...
吉川英治 「私本太平記」
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