...その毎にべとべとになった寝衣を着換えたりいたしました...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...またたくまにべつの人間に化けてしまったかもしれない...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...女のやうにべつたりとしたおほきな蜘蛛は...
大手拓次 「藍色の蟇」
...にべもなくはねつけて...
薄田泣菫 「独楽園」
...僕はもう御免を蒙(こう)むるぜ」そうにべもなく云い放ちながら...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...牛の糞みたいにべっとりと舗石の上に残されていくが...
豊島与志雄著 「球体派」
...あっちこっちにべたべたと密着(くっつ)いているわい」「そうか」「それにまた一方では...
中里介山 「大菩薩峠」
...イヤにべとべとした泥が手につきやがらあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その屏風には妙にべろべろした葉の竹が巧(たくみ)に描(えが)かれていた...
夏目漱石 「行人」
...畳にべったり押しつけてみたり...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「おやじの血が騒ぐから」と膠(にべ)もなくはねつけ...
久生十蘭 「川波」
...水からでもあがったようにべったりと髪を頭に貼りつけ...
久生十蘭 「ノア」
...はじめはにべもなく弾ねつけていた夫妻も...
火野葦平 「花と龍」
...もぢもぢと体を動かせてゐたが不意にべこんと頭を下げると一目散に棚の中へ駈け込んだ...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...膠(にべ)もなく後宮へ追い立て...
吉川英治 「三国志」
...にべもない返辞でふりかえった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...総身にべっとり返り血を浴びてな...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
...自然崖の腹を両手で抱く様にべったりと身体を崖に寄せて片足ずつ運ばすのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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