...あっさり匙(さじ)をなげて...
海野十三 「暗号音盤事件」
...二匙(さじ)すすると...
太宰治 「逆行」
...身辺の些事(さじ)に関するたわいもないフィロソフィーレンや...
寺田寅彦 「柿の種」
...あるいはまたアカデミックな精白米の滋味に食い飽きて一種のヴィタミン欠乏症にかかる恐れのあるときの一さじの米ぬかぐらいのつもりでこの一編の所説の中に暗示された何物かを味わってもらわれれば...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...しかもまたきわめて些事(さじ)である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...降るあめりかに袖は濡らさじ」という歌を詠(よ)んで自害したという話を思い出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...その若さじゃ、世間様が淋しがらせちゃおくまいが、少し物騒だね」と平次、何もかも知っている癖にこんな事を言います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...笠島(かさじま)はいづこ五月(さつき)の泥濘(ぬかり)道芭蕉の行く旅の空には...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...藤沢浅次郎(ふじさわあさじろう)が設立したもので...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...あの茶さじで多分のんだんでしょうが...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...三月(みつき)まえも医者がまたさじを投げた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...宿場女郎のいいぐさじゃねえが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...嫉妬は詐術(さじゅつ)的である...
三木清 「人生論ノート」
...いつまでも消えそうもない宿命の姿だけが家々の内部からえぐり出したように見えてくる――劇場のさじきに一人ずつおさまり返っている看客(かんかく)のように...
室生犀星 「しゃりこうべ」
...そこへまた砂塵(さじん)や土が混って...
山本周五郎 「青べか物語」
...珈琲の匙(さじ)がからりと床の上に落ちた...
夢野久作 「暗黒公使」
...イヤこの暑さじゃ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...州長官閣下たちの見える桟敷(さじき)からとつぜん役人や近習の一ト群れが走り出して来て...
吉川英治 「新・水滸伝」
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