...きちっとしたズボンは膝(ひざ)の下までのびて...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「駅馬車」
...しいたら柴をきちっと揃えておき...
上村松園 「昔尊く」
...きちっと痛いほど襟元(えりもと)を固く合せている四十歳前後の...
太宰治 「八十八夜」
...両膝をきちっとくっつけている...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...造兵なんかよりもっときちっと整ってた...
豊島与志雄 「黒点」
...薄黒い長い上着をきちっとまとった将校連中!髯(ひげ)を剃(そ)った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...きちっと着物の中に堅くなって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...きちっと引きしまった上衣で...
豊島与志雄 「旅だち」
...下半身は黒いモンペできちっとくるみ...
豊島与志雄 「猫捨坂」
...食卓にきちっと就くと...
豊島与志雄 「波多野邸」
...小さくきちっと背中高に帯を結んで...
豊島与志雄 「反抗」
...きちっとやっていって下さいよ...
豊島与志雄 「未亡人」
...Kは身体をこわばらせてきちっと立ち...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...」青年はきちっと口を結んで男の子を見おろしながら云ひました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...その唇はきちっと結ばれて鮭の色の谷か何かのやうに見え...
宮澤賢治 「氷と後光」
...袴(はかま)をきちっと着けた野中の姿は...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「せやよってに今月はもうなんやよってに月給は十月分からきちっとあげまっさ」こう云って彼はちょび髭を撫(な)で...
山本周五郎 「陽気な客」
...妻女の出す紙入、懐紙、莨入(たばこいれ)などを、きちっと、襟元(えりもと)の緊まった懐中(ふところ)に収めて、『この浪宅の横丁へも、やれ紙屑屋の、膏薬売(こうやくうり)の、傘張(かさはり)のと、いろいろなものに化け居って、胡散(うさん)くさいのが絶えず覗きに来るが、そういう手輩(てあい)に、いちいちかまっていた日には限(き)りがない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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