...ヨオ背中がかゆいよオなどといって書生を怒らせたものである...
海野十三 「蠅男」
...かゆいとかぐらいへんじをしても...
海野十三 「爆薬の花籠」
...あれがこのかゆいのや痛いのにも大ぶ応用されて来た...
大杉栄 「獄中消息」
...腹が痛むとか、背がかゆいとか、足をくじいたとか、膝をすりむいたとかいうて、不便なく意を通じているだけで、腹とはどこからどこまでをいうか、腹と背との境はどこにあるか、どこまでが膝の領分でどこから先が、足の範囲かというようなことはまるで考えずにいる...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...また如才なくてかゆいところへ手の届くような者もあります...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ようやく離れたあとでもからだじゅうがかゆいような気がした...
寺田寅彦 「柿の種」
...かゆいようなくすぐったいような泣きたいような痛さになる...
寺田寅彦 「自由画稿」
...可なりかゆい処へ手の届いたという感じを与えるもので...
戸坂潤 「読書法」
...たとえば夜に眠る、道を歩く、飯を食う、雲を眺める、呼吸をする、かゆい所をかく、くしゃみをする、野球を観る、ラジオを聞く……こんなことは日記には残っても神の手帳には残らぬ...
永井隆 「この子を残して」
...うれしくなくって?」野々宮さんはかゆいような顔をした...
夏目漱石 「三四郎」
...インキンがセットでむれてかゆい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...かゆいブツブツが出来て...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...かゆい所へ手の届くように経営されている(それは一見した人は一致して主張しているところである)ペテルスブルグとモスコウとの...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...変にかゆいようなの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かゆい所に手がとどくように良くしてやつて來たのよ...
三好十郎 「肌の匂い」
...自分自身でのほうがかゆいところにまで手がとどいた...
山川方夫 「愛のごとく」
...かゆいところを掻かないではいられなかったのである...
山之口貘 「詩とはなにか」
...かゆい所へ手が届くほどだった...
吉川英治 「私本太平記」
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