例文・使い方一覧でみる「齷」の意味


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...「俺(わ)しがこうして齷齪(あくせく)とこの年になるまで苦労しているのもおかしなことだが……」父の声は改まってしんみりとひとりごとのようになった...   「俺しがこうして齷齪とこの年になるまで苦労しているのもおかしなことだが……」父の声は改まってしんみりとひとりごとのようになったの読み方
有島武郎 「親子」

...齷齪(あくせく)と糧を争ふ十万の市民の...   齷齪と糧を争ふ十万の市民のの読み方
石川啄木 「漂泊」

...齷齪(あくせく)と糧(かて)を爭ふ十萬の市民の...   齷齪と糧を爭ふ十萬の市民のの読み方
石川啄木 「漂泊」

...この女のために……まさしくこの女のためのみに齷齪(あくせく)思っている間に...   この女のために……まさしくこの女のためのみに齷齪思っている間にの読み方
近松秋江 「黒髪」

...我は日本の外日本あるを知らざる鎖国的の小籌(しょうちゅう)に齷齪(あくさく)たる情趣...   我は日本の外日本あるを知らざる鎖国的の小籌に齷齪たる情趣の読み方
徳富蘇峰 「吉田松陰」

...何ぞ必らずしも区々常規の中に齷齪(あくさく)するのみならんや」...   何ぞ必らずしも区々常規の中に齷齪するのみならんや」の読み方
徳富蘇峰 「吉田松陰」

...それほど齷齪(あくせく)するにも及ぶまいじゃないか……...   それほど齷齪するにも及ぶまいじゃないか……の読み方
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」

...僅かな金の工面にも齷齪してる自分の身が顧みられて...   僅かな金の工面にも齷齪してる自分の身が顧みられての読み方
豊島与志雄 「道化役」

...少しも齷齪焦躁の気はなく...   少しも齷齪焦躁の気はなくの読み方
豊島与志雄 「文学以前」

...あるいはまた成功して虚栄の念に齷齪(あくせく)するよりも...   あるいはまた成功して虚栄の念に齷齪するよりもの読み方
永井荷風 「ひかげの花」

...拘々(くく)として随処に齷齪(あくそく)たらしむるにある...   拘々として随処に齷齪たらしむるにあるの読み方
夏目漱石 「草枕」

...沢庵(たくあん)の尻尾(しっぽ)を噛(かじ)って日夜齷齪(あくせく)するにもかかわらず...   沢庵の尻尾を噛って日夜齷齪するにもかかわらずの読み方
夏目漱石 「マードック先生の『日本歴史』」

...故意(わざ)と短い日を前へ押し出したがって齷齪(あくせく)する様子を見ると...   故意と短い日を前へ押し出したがって齷齪する様子を見るとの読み方
夏目漱石 「門」

...俄かに齷齪とし始め...   俄かに齷齪とし始めの読み方
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」

...故に豪放の中に慎重を寓し事の細目にまで渉つて齷齪はせぬが大局を掴むに大掴みに掴まぬ...   故に豪放の中に慎重を寓し事の細目にまで渉つて齷齪はせぬが大局を掴むに大掴みに掴まぬの読み方
二葉亭四迷 「旅日記」

...親の命令(いひつけ)通りに結婚して臺所にばかり齷齪(あくそく)してゐる自分はあまり幸福(しあはせ)ではなさゝうだつた...   親の命令通りに結婚して臺所にばかり齷齪してゐる自分はあまり幸福ではなさゝうだつたの読み方
正宗白鳥 「孫だち」

...それでも會社で機械のやうに齷齪働いて居るよりはましだつた...   それでも會社で機械のやうに齷齪働いて居るよりはましだつたの読み方
水上滝太郎 「大阪の宿」

...齷齪(あくせく)としてこれを拾ってあるくためであった...   齷齪としてこれを拾ってあるくためであったの読み方
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」

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