...自分と藻外と三人鼎足的(ていそくてき)関係のあつた花郷(かきやう)を訪ねて見やうと...
石川啄木 「葬列」
...まるで鼎の沸くような騒ぎだった...
海野十三 「深夜の市長」
...左方近く一二里の外に三山の鼎立せるを見る...
大町桂月 「妙義山の五日」
...会するもの、肋骨、楽堂、鼠骨(そこつ)、石鼎、温亭、宵曲、菫雨(きんう)、野鳥、青峰、為山、たけし、花蓑、秋桜子、一水...
高浜虚子 「五百句」
...島村鼎甫(しまむらていほ)という蘭学者(らんがくしゃ)をたずねてみました...
高山毅 「福沢諭吉」
...鎮江には王鼎の友達の一人がいたが...
田中貢太郎 「蘇生」
...すさまじい激浪が鼎の沸くやうに一面に白く浪立つてゐるのが見られた...
田山録弥 「島の唄」
...火焔の傍に巨大の鼎備へしめ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...嘗(かつ)て宮部鼎蔵と相伴い...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...其れ此の如く今後の氣運は、盡く思想一致の傾向あるものとすれば、その復た人心をして社會統合經緯の想念を發せしむべきや疑を容れず、三權鼎立、個人自由等の説は、既に故紙堆中に葬られ去らんとす、政教分離の妄見、亦尋で逝かん...
内藤湖南 「學變臆説」
...通人が鼎(かなえ)になって...
中里介山 「大菩薩峠」
...松本鯛六はその後大六雲鼎と号して...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...鼎湯(かまうで)の刑に逢いましょうとも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...鼎斎の子竹亭、名は茂竜、字は子群、通称は徳弥が阿部侯正右(まさすけ)に仕へた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...元祖が私の長兄の鼎であるから...
柳田国男 「故郷七十年」
...秀吉と鼎坐(ていざ)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...三人鼎(かなえ)のごとき大腰をおろし合った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...周の鼎(かなへ)の文字や...
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」
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