...鼈甲の細工場を訪れたら面白かった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鼈はそのとおりでございますが...
田中貢太郎 「放生津物語」
...その次には真珠入(しんじゅい)り本鼈甲(ほんべっこう)のさし櫛(ぐし)をどこで抜かれたのか...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...櫛(くし)は鼈甲模擬(べつかふまがひ)のゴムの櫛(くし)であつた...
長塚節 「土」
...本当の鼈甲は高過ぎるからおやめにしたんですって」と説明した...
夏目漱石 「行人」
...斑(ふ)の入つた鼈甲(べつかふ)の櫛(くし)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...現場に鼈甲(べつかふ)の櫛(くし)が落ちてゐたのだよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼈甲(べつかふ)の櫛(くし)は物の彈(はず)みで傅次郎の懷ろに入り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金銀鼈甲(べつかふ)の細工物で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鼈甲(べっこう)の簪(かんざし)をさして...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...鼈甲(べつかう)のさし込...
樋口一葉 「たけくらべ」
...骨(こつ)……骨よりもっと世話なしに出来るのは鼈甲屋(べっこうや)などに馬爪(ばづ)の削屑(けずりくず)がいくらもあって只呉(ただく)れる...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その汁が浸(し)みて鮎が鼈甲色(べっこういろ)になりますからそれを炙焼(あぶりやき)に致しますとどんなに美味うございましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...私は悪い鼈甲(べっこう)色をした乳母の胸肌を...
室生犀星 「童子」
...鼈甲屋や、衣裳屋、指物屋なぞの出入りが間遠になって来たのは、どうも怪訝(おか)しいと言う近所界隈の取沙汰じゃ……吾々(こっち)もドウモそこいらが臭いような……事件(こと)の起りはその辺ではないかと言いたいような気持がするが、それから奥の深い事情が一つも判然(わか)らんけに困っとる...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...右のポケットに精巧な附髭(つけひげ)と黒い鼈甲縁(べっこうぶち)の色眼鏡があるのを探り当てたので...
夢野久作 「冥土行進曲」
...縄目の間から鼈(すっぽん)のような手首だけを出して大地へつき...
吉川英治 「宮本武蔵」
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