...まあ黙つて聞きねえと云ふ事に...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...どうかすると長い間黙って撫で廻しているのである...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...黙って隠して置いたところで...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...たとい私がこのことどもを自分において黙って...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...「黙ってろ! どん百姓が何のかのと言うなら...
徳永直 「あまり者」
...泣き止んだまま黙ってしまった...
豊島与志雄 「子を奪う」
...何物も時と沈黙とをもってしなければ豊饒(ほうじょう)にはならない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それにも係らず黙々として僕は一語をも発せず万事を山本さんに一任して事を済ませたのは...
永井荷風 「申訳」
...なにもかも心得ていながら、黙っている、なんとなく解(げ)せない浪人だ、という感じを米友がようやく深くしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...長い沈黙が続き、二人は向ひ合つたままお互の顔を眺めたり、足で床をこつこつと打つたりした...
北條民雄 「道化芝居」
...黙して、そして黙して書かなきアならぬ...
眞山青果 「茗荷畠」
...山は高尚に沈黙しているもので...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...黙って身を跼(かが)めてこっちをうかがった...
山本周五郎 「花も刀も」
...まあ盲人は黙って見ているがいいってさ...
山本周五郎 「百足ちがい」
...かよに命乞いをなさらなければならない筈だわ」つなは黙って壁のほうへ向き直った...
山本周五郎 「風流太平記」
...黙ってろ」「なにを怒るのだ半次」徹之助が制止した...
山本周五郎 「風流太平記」
...眼を瞠(みは)っている右衛門七にも黙って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...黙っていられません」「では...
吉川英治 「宮本武蔵」
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