...すると黄ばんだ麦の向うに羅馬(ロオマ)カトリツク教の伽藍(がらん)が一宇(いちう)...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...日の光の澄(す)んだ風の中に黄ばんだ竹の秀(ほ)をそよがせている...
芥川龍之介 「少年」
...それをめぐって黄ばんだ葭(よし)がかなしそうに戦(おのの)いて...
芥川龍之介 「日光小品」
...畑の間を縫う小道のそばのところどころに黄ばんだ榛(はん)の木のこずえも美しい...
寺田寅彦 「写生紀行」
...小さな座敷の窓にはの葉の黄ばんだのが蝋石のやうな光澤を見せ...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...やゝ黄ばんだ楢(なら)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其度毎に黄ばんだ反齒が抉き出しになる...
長塚節 「佐渡が島」
...君等の巣(ねぐら)を襲撃し!君等黄ばんだ河添ひに...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...色が黄ばんだ白さで...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...黄ばんだ皮膚の色と小さな二つの眼とは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...英字新聞の黄ばんだのやら...
堀辰雄 「美しい村」
...長い道中を気遣ったためであろう――黄ばんだ厚い封書は...
本庄陸男 「石狩川」
...太陽が黄ばんだ海草の上に黄ろく...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「魚と蠅の祝日」
...パオロは黄ばんだ顔色の...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...この細い黄ばんだ病人らしい顔には...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...少し黄ばんだ白髯をしごきながら...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...黄ばんだ桜並木の間を織る行楽の人通りに...
吉川英治 「江戸三国志」
...埃(ほこり)に黄ばんだ程だった...
吉川英治 「私本太平記」
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