...「鴨居をくぐって、家の中に入りましょう...
...「鴨居のある家は古い日本家屋の魅力があります...
...「この建物の鴨居は、美しい彫刻が施されています...
...「せっかく観光地にきたのに、鴨居で帰らなくちゃならなくて残念だ...
...「鴨居を閉め忘れていて、猫が家の中に入り込んでしまった...
...ほうしょの黒の五つ紋(借りもの)を鴨居(かもい)の釘に剥取(はぎと)られて...
泉鏡花 「薄紅梅」
...雨戸の鴨居に兩手をかけて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...帽子が入り口の鴨居すれすれで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...鴨居(かもゐ)の下へお打ちになる...
鈴木三重吉 「桑の実」
...金魚鉢が鴨居につるされようと机の上に置かれようと...
戸坂潤 「思想としての文学」
...室の鴨居に懸っている堯のちゃんちゃんが私の眼の底に残った...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...障子の上の鴨居よりは一尺ばかり高く...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...カリンの木の梢は鴨居に防げられて見えぬ...
長塚節 「我が庭」
...一人は七尺の鴨居(かもゐ)を頭を下げてくゞる程の大男の異国人であり...
長與善郎 「青銅の基督」
...鴨居(かもい)に扱帯(しごき)を掛けて自分で縊(くび)れ死んだということにして検屍まで受けたのでございます」お茂与は静かな調子ながら一糸乱れずに説明して行くのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「え、大した不自由はございませんでしたが、それでも中気でブラブラしている御主人が、鴨居へ扱帯などをかけて、自害するような、そんなことが御自分で出来るはずもございません」踏台をして覗いてみると、高い鴨居には、如何(いか)さま扱帯を通したらしく埃(ほこり)を拭き取った跡もありますが、中気の老人が、危なっかしい踏台をして、ここへ扱帯を通すということは、ちょっと受取り難いことです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...丈(たけ)の低い鴨居(かもい)にしっかりと身をささえて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...刀を鴨居へ切りこんでしまった...
久生十蘭 「ひどい煙」
...鴨居(かもい)に近い障子の桟をたたきつぶした...
本庄陸男 「石狩川」
...柱や鴨居(かもい)へ穴を明けて家を台なしにするから考え物じゃ...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...今右手の鴨居の上にかけて居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...目の前にはあなたのセルが風にゆられて鴨居から下って居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...続いて上半身(かみはんしん)が這っていた窓の鴨居(かもい)の上をはずれて...
森鴎外 「雁」
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