...その夜のうちに鰐口の家へたずねて行き...
太宰治 「新釈諸国噺」
...露店(ろてん)――鰐口(わにぐち)の音がたえず聞こえた...
田山花袋 「田舎教師」
...私がねぢねぢの太い綱をもつてこんこんと鰐口を鳴らすと伯母さんはお賽銭をなげておまゐりをする...
中勘助 「銀の匙」
...不圖カン/\鰐口(わにぐち)の鳴る音が耳に入る...
三島霜川 「平民の娘」
...また待乳山(まつちやま)で鰐口が鳴ツた...
三島霜川 「平民の娘」
...幸に鰐口は硬派ではなかった...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰐口君でもどなたでも...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...或るとき鰐口が答が出来ないので...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰐口は塗板に背中を持たせて空を嘯(うそぶ)いた...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰐口の性質は平生(へいぜい)知っている...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰐口は人に苦痛を覚えさせるのが常になっている...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...それを鰐口は知っていて...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...鰐口なんぞは、長い間同じ部屋にいても、一しょに散歩に出ようと云ったことはない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...夜もすがら鰐口(わにぐち)をふる音だの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...拝殿の鰐口(わにぐち)へ手をかけた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この鰐口(わにぐち)の鈴を振り鳴らそうとしている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...無念な! われを忘れて鰐口(わにぐち)の綱へ手を差し伸べさせたのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...その手は鰐口(わにぐち)の綱へかけた手とは違ったものであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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