...僕はこの一行(いちぎやう)の中に秋風(しうふう)の舟を家と頼んだ幇間(ほうかん)の姿を髣髴(はうふつ)した...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...昔の慎太郎さんに髣髴たるものがある...
石川欣一 「可愛い山」
...豊岡附近に髣髴たるものがある...
石川欣一 「山を思う」
...無紋の白張(しらはり)に髣髴(ほうふつ)する...
泉鏡花 「浮舟」
...その情趣を髣髴せしめたということだが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...大八洲成生の伝説を髣髴(ほうふつ)さすものではないか...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...物語の進展に連れて沈痛な盲人の言語風貌が髣髴(ほうふつ)として現れ来り...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...ほそぼそとした恰好(かっこう)迄が髣髴(ほうふつ)と見えて来るのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...またその髣髴を得べからず...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...春章(しゅんしょう)写楽(しゃらく)豊国(とよくに)は江戸盛時の演劇を眼前に髣髴(ほうふつ)たらしめ...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...ただ名と年と歴史を記(き)して吾事(わがこと)畢(おわ)ると思うは屍(しかばね)を抱(いだ)いて活ける人を髣髴(ほうふつ)するようなものである...
夏目漱石 「虞美人草」
...すべてが世間で云う南画(なんが)と称するものに髣髴(ほうふつ)として面白かった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...なおその姿が髣髴(ほうふつ)として眼前に残っていた...
新渡戸稲造 「自警録」
...きらめく水の色を髣髴とさせる...
林芙美子 「愛する人達」
...殆んど眼にもとまらないような特色が残りなく自分の眼前(がんぜん)に髣髴(ほうふつ)として浮かび上(あが)るまでは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...髣髴たらしめ得るありがたさ...
正岡容 「小説 圓朝」
...その眼底に髣髴(ほうふつ)する焦燥をありありと燃え立てさせた...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...猛火の底の氏の死闘のさまを髣髴させた...
横光利一 「詩集『花電車』序」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
