...おのずから心悸(しんき)の高まることがある...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...この名声の高まると共に自ら安じない心もちは我々にも決してない訣(わけ)ではない...
芥川龍之介 「続西方の人」
...僕は動悸の高まるのを感じ...
芥川龍之介 「歯車」
...第四階級の自覚が高まるに従ってこの傾向はますます増大するだろう...
有島武郎 「片信」
...その開けた直後は高まるというよりも寧(むし)ろ広まる時代...
太宰治 「愛と美について」
...その感情はいっそうひろがり高まるものらしい...
太宰治 「断崖の錯覚」
...酩酊(めいてい)によってますます高まる欲望...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...強く高まるクレッサンドの調子凄(すさま)じく...
永井荷風 「監獄署の裏」
...其の度び度びに子供の泣聲は一段激しく高まる...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...自分の番に廻って来ることの予感が高まるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...此(この)価値は漸々(ぜん/\)高まる丈である...
夏目漱石 「点頭録」
...車夫の位地もズツト高まるし...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...何時お互に高まるやうなことをしてくれたんだ...
北條民雄 「道化芝居」
...たましいはもっとけだかい観照にまで高まることはできない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...高まるための相互の献身と努力にしかないと云うことは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...かくて彼等の狂おしさいよいよ高まる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...明治四十年(1907) 十五歳絵画への興味が高まる...
吉川英治 「年譜」
...その結果柱の支力が左右に至るに従って高まる率などは...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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