...足跡のついた泥地が洲のように所々高くなっているきりで...
伊藤野枝 「転機」
...ほんとうの机よりも十センチぐらいは高くなっている...
海野十三 「火星兵団」
...彼の高くなっている板張りのベッドのうえには着古されてよれよれの着物がつくねてあるのが彼自身の寝姿のように見えた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...両側の水面は大分高くなっている...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あのむっちりと胸が高くなっているあたりが美しい乳房(ちぶさ)だと思うと...
田山花袋 「少女病」
...石垣で道よりも一段高くなっている畑の青い麦の中から...
壺井栄 「大根の葉」
...だからパイプの値段は買った時より遥かに高くなっているよ...
コナンドイル Conan Doyle 三上於莵吉訳 「黄色な顔」
...四千八百円より高くなっているし...
直木三十五 「死までを語る」
...話しながらも動悸(どうき)が高くなっているのですよ」「そうかといって...
中里介山 「大菩薩峠」
...かなり陽(ひ)が高くなっているのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのうえ石高の坂道は西側の築泥塀の際で急に高くなっているので降りがけには...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...絶版になって原価よりも高くなっているものもある...
三木清 「書物の倫理」
...うず高くなっているため...
三好十郎 「胎内」
...私が坐っているコンクリートの床よりも一尺ばかり高くなっている板張りの廊下を...
夢野久作 「怪夢」
...些くとも一生に一度位はきっと……鼻ってものはどうしてこんなに高くなっているのか知らん……何故こんな恰好をしているのであろう……物を嗅いだり呼吸をしたりするほかには何の役にも立たないのか知らん……なぞと考えられた御経験がおありになる事と想像されます...
夢野久作 「鼻の表現」
...敵方へ高くなっているせいもあって...
吉川英治 「新書太閤記」
...首が以前より高くなっている...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...騒ぐと云っても料理屋があるではなく(二軒の蕎麦屋がさし当りその代理を勤めるものであるが)宿屋の酒だとて里で飲むよりずっと割が高くなっているのでさまでは飲まず...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
