...まわりには南蛮さいかちやエルムが高々としげっていた...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...高々と一本打ちました...
芥川龍之介 「竜」
...その後にできた掘立小屋のような柾葦(まさぶ)き家根の上にその建物は高々と聳(そび)えている...
有島武郎 「星座」
...いずれにせよ高々猟師か樵夫(やまがつ)の住居を予想してきたものが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...だから彼はその固持しようとする因果律を高々一種の発見的原理に過ぎないものにまで譲歩させる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...それは美学的考察の高々導線となることが出来るに過ぎないものだ...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...掴めるものは高々一種の観念界としての技術的なるものの対象界――観念的規定の単なる対応領域――でしかない...
戸坂潤 「技術の哲学」
...そうでない実践は高々人格の行動でしかない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...精神は高々言葉を楽しんでいるだけだ...
戸坂潤 「読書法」
...自分の無鉄砲な行ないを高々と吹聴(ふいちょう)した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...高々と籐(とう)を巻いたぬば玉の能管...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...江戸中に二人とあるわけはない――」ガラツ八は高々と腕を拱(こまぬ)くのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...高々と響き渡るのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...櫃をつつんで高々と背負った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...まるで天にでも捧げるように高々と子供を抱いては...
室生犀星 「童子」
...一方、官軍の朱雋(しゅしゅん)も、孫堅も城中に攻め入って、首をとること数万級、各所の火災を鎮め、孫仲・趙弘・韓忠三賊将の首を城外に梟(か)け、市民に布告を発し、城頭の余燼まだ煙る空に、高々と、王旗をひるがえした...
吉川英治 「三国志」
...高々と片手にふりあげ...
吉川英治 「三国志」
...私は裾を高々と端折つて下駄を脱ぎ洋傘(かうもり)をも其處に置いて瀧壺の方へ岩道を攀(よ)ぢ始めた...
若山牧水 「熊野奈智山」
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