...自分の體をたゞ一個の肉體として同じ人間の一人の前に置いたといふことに就いての一種の羞耻を感じながら...
石川啄木 「第十八號室より」
...『六一菩薩は御老體也...
大町桂月 「夜の高尾山」
...そしてボヘミヤのフロリゼル殿下といふ正體をあらはした...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
... 50次いで軍兵陸續と射られ亡べば山と積む死體を燒ける炎々の火焔收まる隙も無し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『この男は一體、本當にこれだけの人間なのかしら?』と彼はもう正眞正銘の憎惡に驅られながら心に思った、『俺を引っ張り出したことには、本當になんの下心もないのかしら? 本當に俺の好意に甘えただけのことなのかしら?』――彼はこの最後の假定に、ほとんど立腹せんばかりになって、想像をつづけた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...此はお前方にも不似合な計らひだと思ふやうだがまあ一體どうした譯なんだね」「どうもさういはれるとわし等は誠に惡い者に成る譯なんですが...
長塚節 「芋掘り」
...一體どうなるんだらう?」「さあ...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...團體遊覽者と見えて乘客は皆揃ひの派手な帽子をかぶつてゐた...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...隣に住んで居た又五郎夫婦の死體の始末をして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...體裁の良いことではないし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身體に卷きつけた荒繩の暗示する...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...身體つきや背の高さは似てゐても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...君の身體は娘の上に重なつてゐた...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...その存在は客體のそれに盡きる...
波多野精一 「時と永遠」
...他者が飽くまでも他者として存立する以上――この存立は主體そのものの存立の必要條件である――他者との交はりは主體にとつては壓迫侵害であり...
波多野精一 「時と永遠」
...人間的主體がそれへと向つて立つ所の他者が...
波多野精一 「時と永遠」
...何處に體を置いていゝか見當のつかない樣子だつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...彼は身體の中では遽に眠つてゐた何かの力が溌溂として動き始めるのを感じた...
横光利一 「悲しみの代價」
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