...隅ッこに駄目な花びらが乱雑にまるめてあるところへ寄った...
海野十三 「柿色の紙風船」
...駄目なんだ)彼ははじめて悟りに達したような気がした...
海野十三 「空中漂流一週間」
...「駄目なんですよ...
海野十三 「人造人間事件」
...これがてんで駄目なんだ...
高見順 「如何なる星の下に」
...私は小さい時から、朝ごはんがおいしくなく、十時頃にならなければ、おなかがすかないので、その時も、スウプだけはどうやらすましたけれども、食べるのがたいぎで、おむすびをお皿に載せて、それにお箸(はし)を突込み、ぐしゃぐしゃにこわして、それから、その一かけらをお箸でつまみ上げ、お母さまがスウプを召し上る時のスプウンみたいに、お箸をお口と直角にして、まるで小鳥に餌(えさ)をやるような工合(ぐあ)いにお口に押し込み、のろのろといただいているうちに、お母さまはもうお食事を全部すましてしまって、そっとお立ちになり、朝日の当っている壁にお背中をもたせかけ、しばらく黙って私のお食事の仕方を見ていらして、「かず子は、まだ、駄目なのね...
太宰治 「斜陽」
...春は駄目なのかしら...
太宰治 「八十八夜」
...但し気温が摂氏零度以下数度に降らねば駄目な事は勿論である...
寺田寅彦 「話の種」
...けれど、駄目なんです...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...「一生稽古したって駄目な奴は駄目なんだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...注射を途中でやめるから駄目なんですつて...
中村地平 「悪夢」
...遠征(エキスペディション)にはこういう人たちでなくちゃ駄目なんだ...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...夫(それ)で駄目なら...
夏目漱石 「それから」
...「他の召使ひも駄目なのでございます...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...結局は駄目なんだから...
三好達治 「測量船拾遺」
...頼んでも駄目なら...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...近寄れば近寄るほど背が低くなって駄目なことがわかったので...
夢野久作 「継子」
...叱らなきあ駄目なのね...
横光利一 「上海」
...俺にゃもう駄目なんだ――その片面を見せちまったんだから――許してしまったのだから...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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