...それは僕の少年時代に或餓鬼大将にいじめられ...
芥川龍之介 「年末の一日」
...餓ゑに餓ゑてゐた赤犬が...
石川啄木 「散文詩」
...それからこのろくろ首の亡霊のために施餓鬼を行った...
小泉八雲 田部隆次訳 「ろくろ首」
...家庭的情味に餓えてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...さて申すまでもなく同村にはもはや彼らの持物とては一物もこれ無く、現在すべて人手に渡っており、農舎一軒につき三乃至四世帯ずつも居住いたし、戸毎の人員は幼児を除くもなお男女併せて十五人を下らず、遂には食物も尽き、飢餓はもとより、一人として飢餓性もしくは発疹性のチフスに感染せざるはなく、村民ことごとく文字どおり罹病いたしております...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...八千万の日本人は八人に一人の餓死者を出すだろうと新聞は報じていた...
壺井栄 「一つ身の着物」
...貴重な青春をむざ/\色慾の餓鬼(がき)のために浪費されてしまふのが堪らないんだよ...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...恰も膏肉を餓虎に與へたる如しとて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...兵隊たちは飢餓のために発狂する者まで出て来た...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...餓虎に肉をあてがって置くように...
中里介山 「大菩薩峠」
...木曾駒、餓鬼、祖父、鹿島槍、五竜、唐松、不帰、白馬、諸山歴々、聖光燦として座をつらね、あたかも天上の九体仏殿を拝する趣き...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...恥を知る真面目な人々を餓死させて顧みないのか!」彼はこの歎声がひどく気に入つたので...
原民喜 「氷花」
...あいつらを餓死させてやるといって海に投げこんでしまったのである...
久生十蘭 「海難記」
...焦熱地獄と餓鬼地獄の責苦をいちどに身に受けることになった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...またほとんど餓死しようとしているのが見られたのである1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かの者餓鷹のを見るがごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...「なに竹童?多寡(たか)の知れた餓鬼(がき)ではないか...
吉川英治 「神州天馬侠」
...うるさい餓鬼(がき)だ」昼夜...
吉川英治 「日本名婦伝」
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