...首ふりの虎とを買ひ之を本箱の上に飾る...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...浮彫の様に地上を飾る時分は...
石川三四郎 「馬鈴薯からトマト迄」
...同じ文明が永久にその生命を持続してその国の歴史を飾るということは...
大隈重信 「文明史の教訓」
...この同情の心は決して表面を飾るための偽(いつわり)でもなく...
丘浅次郎 「人道の正体」
...それにはたとい小さくとも一軒の家を構え、部屋を飾るとか、花を植えるとか、日あたりのいいヴェランダに小鳥の籠(かご)を吊(つ)るすとかして、台所の用事や、拭(ふ)き掃除をさせるために女中の一人も置いたらどうだろう...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...飾るべき何物も持っていない...
種田山頭火 「遍路の正月」
...人は『源氏物語』や近松(ちかまつ)や西鶴(さいかく)を挙げてわれらの過去を飾るに足る天才の発揮と見認(みと)めるかも知れないが...
夏目漱石 「『東洋美術図譜』」
...そもそもわが国王は東方の天主教を保護するの説を唱えて信教の念を飾るといえども...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...△地方の愛読者の方々へは来月の鳩ちやんがその日のことを詩とも歌ともなして――皆様のお机の上を飾ることでせうから...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...お伽噺のお姫様のやうにお前の髪の毛を飾るための鏝なのだ...
牧野信一 「武者窓日記」
...刈り残した稈(わら)を獣形に作りもしくは獣の木像で飾る...
南方熊楠 「十二支考」
...――むすめが空想で飾るような結婚の美しさは「在る」ものではなく結婚してから新らしくきずきあげてゆくものだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...これも翁の歿後を飾る一つの大きな...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...この室(へや)を飾るわけを話しませんでしたでしょか」「はい...
夢野久作 「暗黒公使」
...奴国(なこく)の武器庫(ぶきぐら)を飾るであろう...
横光利一 「日輪」
...いかにことばを飾るも無用であろう」苟安(こうあん)の身はすぐ断刑の武士たちへ渡された...
吉川英治 「三国志」
...その新年式の式場に飾るために野生の梅の花を學校の裏にある谷間にとりに行つたことを私はよく覺えてゐます...
若山牧水 「樹木とその葉」
...大仏殿の壁を飾る繍帳(しゅうちょう)は...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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