...ロシヤの飢饉(ききん)の話ではありません...
芥川龍之介 「教訓談」
...「飢饉、果物の不作、空気の腐敗、悪疫、を起こすのはすべてデーモンである...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...飢餓は数滴の油を不承不承に滴(た)らして揚げた皮ばかりの馬鈴薯の薄片の入っているどの一文皿の中にも粉々に切り刻まれていた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...五件のうち四件まではその直接原因が飢えにあることを証している...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...飢ゑ凍えようとする妻子のことよりも...
中島敦 「山月記」
...どうにかそうひどい電力飢饉にめぐり会わずに切り抜けられてきた...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...そのかつて充たされなかった心の飢餓を...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...飢へたる腹にしたゝかものして...
樋口一葉 「琴の音」
...またもや大飢饉の様相になった...
久生十蘭 「奥の海」
...入浴、水飢饉のため、階上迄水が揚がらず、据風呂を持ち込み、狭苦しいの何のって...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そして昨日のやうに飢ゑ疲れただけだつた――だが...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...飢え死にしそうだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...古ギリシア人は日本人と同じく蛸飢ゆれば自分の足を食うと信じたるを...
南方熊楠 「十二支考」
...二三日人に會わないでいると飢えたようになつてくる...
三好十郎 「肌の匂い」
...飢(う)えもつかれも忘れはてて戦える...
吉川英治 「新書太閤記」
...丹左の飢えた眼が...
吉川英治 「宮本武蔵」
...村が飢饉(ききん)で困った年に...
吉田甲子太郎 「負けない少年」
...単己(たんこ)頼るなきものを寄宿せしめ日々眷顧(けんこ)して飢を救うを業とした悲田院などが付属する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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