...葉子は自分の五体が青空遠くかきさらわれて行くのを懸命に食い止めるためにふとんでも畳でも爪の立ち歯の立つものにしがみついた...
有島武郎 「或る女」
...その巧妙で恐るべき犯罪を瀬戸際で食い止めるというわけだな...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...何か空中へ莫大(ばくだい)な蜘蛛(くも)の網のようなものを張ってこの蛾を食い止めるくふうは無いものかと考えてみる...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...墨汁の膠質粒子(こうしつりゅうし)は外からはいる黴菌(ばいきん)を食い止め...
寺田寅彦 「自由画稿」
...それを意志の力で食い止める事は...
寺田寅彦 「笑い」
...息を呼出する作用にそれを食い止めようとする作用が交錯して起こるようである...
寺田寅彦 「笑い」
...だが食い止めるだけの時間はある...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...どのみち食い止めようがない...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...食い止められてしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...その氾濫を食い止めようとして...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...そういう大洪水を食い止めることが出来ないのは当然のことである...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...被害を最小限度に食い止め...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...崩れた山は、何百貫、何千貫の巨岩や、尖ったのや、平ったいのや、砂や、土などに分散して、重なり合い、鉄道線路の掘鑿に一杯になって、土止めに残された岩塊を溢れ出て、報償道路の防塞でかろうじて、食い止めていた...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...あるいは一時食い止められたのであろうけれども...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...運良く武器があったので野蛮人共を食い止めていたところ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...大災難を食い止めることができます」「それまでに本土と連絡がつきますか」「確実です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...側に食い止めていた伝法肌(でんぽうはだ)の町人も...
吉川英治 「江戸三国志」
...お蝶の籠を食い止めようとして...
吉川英治 「江戸三国志」
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