...颯(さ)と心地よく全身に沁み渡る...
石川啄木 「葬列」
...颯(さっ)と翳(かざ)すや舞扇は...
泉鏡花 「歌行燈」
...電燈が颯(さっ)と点(つ)くのを合図に...
泉鏡花 「婦系図」
...颯(さっ)と音して...
泉鏡花 「婦系図」
...颯(さっ)と夜(よ)の幕を切って顕(あらわ)れる筈(はず)の処を...
泉鏡花 「怨霊借用」
...颯つと水をぶつかけて鹿にしてしまつた事さへある...
太宰治 「お伽草紙」
...突然浴室ノ戸カラ颯子ガ首ダケヲ此方ヘ出シテ云ッタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...アタシ三十分ホド出テ来テモイヽ? チョット食堂ヘ行ッテ来タイノ」イツノ間ニカ颯子ガ眼ヲ覚マシタラシイ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...次ニソファニ置イテアッタ颯子ノ枕ヲ持ッテ来テ適当ナ位置ニ置イタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...かの肖像畫に見るところの英姿颯爽(さっそう)たる「武州公」が...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...あたかも英姿颯爽(さっそう)たる一将軍の栗毛(くりげ)の馬にまたがりつつ出(い)で来たれるが...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...海ぞいの黍畑(きびばたけ)に何の願いぞも固き葉の颯々(さっさつ)と吹き荒れて二十五の女は真実命を切りたき思いなり真実死にたき思いなり伸びあがり伸び上りたる玉蜀黍(とうもろこし)は儚(はか)なや実が一ツああこんな感傷を手紙の中にいれる事は止めましょう...
林芙美子 「新版 放浪記」
...あとから裾さばきの軽い外套をハイヒールが運んでゆく、歩度は急、颯爽、即ち颯爽がゆくのである...
三好達治 「銀座街頭」
...夫の風の颯々(さつ/\)たる波の々(たう/\)たる...
山路愛山 「詩人論」
...一颯(さつ)に斬った...
吉川英治 「剣の四君子」
...白刃(しらは)の一颯(さつ)をふくみかける...
吉川英治 「私本太平記」
...松籟颯々(しょうらいさつさつ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...颯と急に冴えたような眼を光らし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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