「風音」の意味
風が立てる音
「風音」の例文(場面別)
- 日常会話窓を開けると、風音が心地よく聞こえてきた。
- 文学彼の小説では、風音が情景描写の重要な要素となっている。
- 自然描写山の中を歩いていると、風音だけが静かに響いていた。
小説での「風音」の使い方
...秋の朝風音寂(おとさび)しく...
高山樗牛 「瀧口入道」
...・春寒い鼠のいたづらのあと・春がしける日のなにもかも雑炊にしてすする・たたきだされて雨はれる百合の芽である・春時化のせせらぎがきこえだした・林も水があふれる木の芽土のしじまの芽ぶいてきた雑草草萠えるあちらからくる女がめくら籠りをれば風音の煤がふる暮れるまへの藪風の水仙の白さどこかで家が建つだいぶ日が長うなつた・やつと山の端の三日月さん追加一句春時化(シケ)...
種田山頭火 「其中日記」
...もそっと深い所に横たわっているんじゃ」彼はふと言葉をきらして小塔に咽(むせ)び泣く風音に耳を澄まして...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...擬音の淋しい風音に交じって...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...外には風音もない...
永井隆 「この子を残して」
...このうす暗い雪洞の中で梢の風音にじっと耳を傾けていると...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...その風音にあやされて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...連続した風音のなかに消えだした...
本庄陸男 「石狩川」
...また風音で慌しくことあり気に現れて来てあたりを見廻し...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
......
夢野久作 「白髪小僧」
...そよぐ風音にも油断せずして行く程に何処(いづこ)にて踏み迷ひけむ...
夢野久作 「白くれない」
...風音ならぬ金鼓の音が四方に響いた...
吉川英治 「三国志」
...芦屋一帯が闇と風音ばかりです...
吉川英治 「私本太平記」
...ごうッと遠い風音も常なら気味の悪い筈だが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...山の洞窟でしていた風音と似ていなくもない音が...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...ぎざぎざした峰々に接近するにつれ笛を思わせる奇妙な風音がはっきり再現し...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...そうすれば笛のような風音に意識を逸らされることがなくて済んだのにと思った...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...吹きすさぶ風音と発動機の轟音の中で我々は怒鳴り合ってなんとか会話を交わしたが...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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