...顯著な個性を持つ者の經驗に於いては...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その温泉の町から折曲一つ折れて奧の院參道へあらたまる釣橋の袂へ提灯がふうわりと灯も仄白んで顯はれた...
泉鏡花 「遺稿」
...あれなる狂人(きちがひ)の顯(あらは)れた事(こと)である...
泉鏡太郎 「艶書」
...その御名を顯さむと思ほして歌ひたまひしく...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...かれまゐ向へて顯はしまをす」とまをしき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...是だけの公益を保護し臣民を保護する所の憲法々律が顯著なるにも拘らず...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...反つて之れを助くるもの朝野に少なからざるは何ぞや蓋し侯は政治上の顯勢力を有せずと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...最も顯著なるものなり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...(略)その作舞姫は小説家として氏の名を顯著ならしめたり...
永井荷風 「佛蘭西人の觀たる鴎外先生」
...客體は觀念的存在者として隱れたる中心と奧行とを有せぬ平面的なる顯はなる存在者である...
波多野精一 「時と永遠」
...即ち隱れたる實在する主體と顯はなる觀念的主體との同一性の困難も...
波多野精一 「時と永遠」
...顯はになつた自己としての客體の蔭に隱れて息ひを樂しまうとする...
波多野精一 「時と永遠」
...若し一貫したる性質のものとする時は寶治二年二月五日の條の云義顯云泰衡...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...竹村(たけむら)の君(きみ)へ我(わ)が潔白(けつぱく)をも顯(あか)されん...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...露顯(ろけん)しますと彼男(あれ)に私(わたし)が叱(しか)られます...
樋口一葉 「われから」
...續(つゞ)いて顯(あら)はれるが例物(れいぶつ)さ...
樋口一葉 「われから」
...絶對といふものは顯象(事相)にあらざればなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...それが彼の末期の顯れででもあるやうになつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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