...それが一方の舷に取りついて力をこめればまた顛覆(てんぷく)するにきまっている...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...その顛末(てんまつ)を聞くに...
井上円了 「おばけの正体」
...加害被害の顛末を知るもの...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...文面には歳費辞退の顛末をのべて次のような文字があった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...フランスの一医師が十八年間の獄中の監禁から再び自由の世界へ甦るまでの顛末が語られるに過ぎぬ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...映画芸術は高い山から谷底へ顛落(てんらく)した...
寺田寅彦 「映画芸術」
...それに匪賊によって顛覆された列車は軍用貨物列車に限られていたり...
戸坂潤 「社会時評」
...吉岡から八百円借りた顛末を話した...
豊島与志雄 「好意」
...馬鈴薯(じやがいも)は前(めえ)に幾(いく)らでも有(あ)んのに」おつぎは更(さら)に窘(たしな)めるやうに「おとつゝあは酩酊(よつぱら)つたつてそんなに顛倒(ぐれ)なけりやよかつぺなあ」と獨(ひと)り呟(つぶや)いた...
長塚節 「土」
...與吉(よきち)は只(たゞ)苦(くる)しんで胸(むね)を掻(か)き(むし)る樣(やう)にしつゝ顛(ころ)がつて泣(な)いた...
長塚節 「土」
...これを顛倒していえば良心の命ずる所は一として心の欲せざる所はないことになる...
新渡戸稲造 「自由の真髄」
...文章が書けないから始まつたといふ一伍一什(いちぶしじふ)の顛末さ...
二葉亭四迷 「余が言文一致の由來」
...運べる限りの水で彼を水浸(みづびた)しにした顛末(てんまつ)など...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...一つの価値顛倒を呼び起すかを...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...これによって酒顛童子(しゅてんどうじ)・茨木童子(いばらきどうじ)の如き悪業の根を絶った代りには...
柳田国男 「山の人生」
...いかに顛覆しようとも同じことだ...
横光利一 「上海」
...――レセ・フェールの顛落(てんらく)とマルキシズムの擡頭(たいとう)...
横光利一 「上海」
...これが一つの私事の顛末(てんまつ)である...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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