...頼りないと言われたものを押しつけるつもりもない...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...なんだか頼りない気持になって...
太宰治 「待つ」
...その歴史的発展というものも甚だ手頼りないものなのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...宙に浮いて頼りない感じだった...
豊島与志雄 「自由人」
...へんに頼りないのだ...
豊島与志雄 「白木蓮」
...頼りないこと申しました...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...若い男女も老人か子供のように頼りない姿である...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...頼りない眼を開いてまぶしさうに四方(あたり)を見廻します...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まことに頼りない存在です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悲しく頼りない生物であるかも知れない...
萩原朔太郎 「夢」
...望んでもいないのに、無理やり大人にされてしまったような、浮世の荒波(あらなみ)の中へ急に押し出されたような、知らない他国で日が暮れかかったような、何とも頼りない、心細い気がする...
久生十蘭 「キャラコさん」
...どんよりと魚のやうに頼りない眼を開いて病的な幻想にばかり耽つた...
牧野信一 「白明」
...頼りない心持になっていた...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...迷い頼りない心持に胸を満される...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...平均二百年くらいという頼りない話である...
武者金吉 「地震なまず」
...頼りない業ともなれば力強い業ともなるものはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...頼りない老人憎悪の眼で...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...いまの主人、わたしの出歩きなどは、頼りないほど、ちっともお構いなしですもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
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