...隙(ひま)さえあれば政夫さんにこびりついている」などと頻りに云いはやしたらしく...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...左手の何か大きい四角の石で女らしいのが頻(しき)りに藁を打って居る...
伊藤左千夫 「八幡の森」
...社の者も頻(しき)りと心配して旅行しろというが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...行違ひが頻(しきり)に起きるので...
薄田泣菫 「茶話」
...三藏が頻りに蒲團をすゝめる其初心(うぶ)な擧措がくすぐつたいやうな心持がするのをぢつと辛抱してゐる...
高濱虚子 「俳諧師」
...頻(しき)りに幸子の念頭に浮かんだ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...頻繁に勢よく椅子の背にもたれかかったりして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...鮎漁の仮小屋に腰をかけ瘠(や)せたからだに長い髯(ひげ)を動かして周囲の者を相手に頻りに話しをしていたのを覚えている...
中里介山 「生前身後の事」
...頻繁(ひんぱん)に行方(ゆくへ)不明になることに思ひ當りました――芝伊皿子(いさらご)の荒物屋の娘お夏...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが我々に知られることなく頻繁に起るかもしれないということは認めないわけにはゆかない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...――また小鐘からは頻繁に手紙が来るようになつたが...
牧野信一 「奇友往来」
...遠くに犬が頻りに吠える...
正岡子規 「夏の夜の音」
...ある時余は鏡に写して背中の有様を窺(うかが)はんと思ひ妹にいふに妹頻(しき)りに止めて聴かず...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...母親に向つて頻りに噂をしてゐた...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...蒙昧生活における頻々たる欠乏の圧迫に関するかかる記述を確証し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...頻(しきり)に父に向つて論議を挑(いど)んで居つたことを記憶する...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...頻(しきり)に睡(ねむ)くなりたれば...
柳田国男 「遠野物語」
...頻(しき)りにとめると...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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