...並んで出たのは、玄関下足番の好男子で、近頃夢中になっているから思いついた、頭から顔一面、厚紙を貼って、胡粉(ごふん)で潰(つぶ)した、不断女の子を悩ませる罪滅しに、真赤(まっか)に塗った顔なりに、すなわちハアトの一(ワン)である...
泉鏡花 「怨霊借用」
...頭から手の先まですっかりつつみこんだかっこうで...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...頭からかぶる黒覆面...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...こんな発明が猿のやうな日本人の頭から生れようとは...
薄田泣菫 「茶話」
...頭から毀(こわ)してかかろうとした...
高浜虚子 「俳句への道」
...まるで頭から冷水を浴びせかけられたような体(てい)たらくだった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...こうでございますから頭から相談にも何にもなりません...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...スクリアビン(Alexander Skryabin1872―1915)今世紀の初頭から第一次欧州大戦前まで...
野村胡堂 「楽聖物語」
...頭から水をブッ掛けられて御覧なさい」「怒るな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...縞(しま)の袷(あはせ)を着て、羽織を頭から、引つ冠つた男――背の高い」「あ、成る程」八五郎が氣の付いた時は、相手はもう、坂の下の方へ、町角を曲つて、姿を隱してをりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「頭から石油につけられたら人だって死ぬだ...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...頭から臀(しり)...
室生犀星 「陶古の女人」
...掻巻を頭からかぶって...
山本周五郎 「ちゃん」
...そういうかんじはいつまでも頭から去らなかった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その手は喰わん」「どうしてそう……一体このわしを頭から疑われるのか」「まだいうか...
吉川英治 「三国志」
...頭から老いの感傷と怒りをふるわせて...
吉川英治 「三国志」
...民衆に檄を伝えて街頭から義兵を糾合(きゅうごう)するつもりで...
吉川英治 「三国志」
...男の新しい女の頭から引っぱがしたばかりの布の端で...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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